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Adobe Premiere.Pro DVD作成編



2005/3/21

前回につづいて、DV素材からDVD-VIDEO作成編です

まずはじめに反省・・・

当初は、DV素材は東芝RD-X4に8Mbps+PCMでDVD-RAMに取り込んで長期保存する・・という構想でスタートしたものの、面倒くさいのと画質があまり芳しくないという点で、ほとんど進まない一年でした

画質に関しては、基準にしているリビングの32インチのCRT WEGA(32インチ)が、DVのS端子からだと強制的なDRCを通るのが嫌だったのですが、東芝のRD-X4でMPEG2のVRに変換し、520Pで出力する利点を期待していたのですが、結果は芳しくないことに気がついたのがだいぶたってから・・・

当初は、DV端子からの録画中のスルー映像(D2出力)での映像がよかったのにだまされた形になっています

おそらくせっかくRD-X4を導入したんだから・・という思い込みがそうさせたのかもしれません

・・・というような経験値から、DV>MPEG2 8Mbpsの構図が頭のなかに定着していたのですが、プレミアからエンコードして作成したDVD-VIDEOの映像を見ると、これがRDのエンコーダーとは一線を画す高画質な映像になることに気がつきました

もっともいったんパソコンにキャプチャしてからMPEG2に書き出し、DVD-VIDEOとして書き出す手間はありますが、DVテープからの資産移行には、現状ではこの方法が最善のような気がしています

また別の案として、RD-X4で学んだこととして、テープはスーパー面倒だし、映像がテープ整理箱に埋もれるが、ディスクでもディスクの棚に埋もれてしまうということ

ようするにハードディスクでのライブラリ化と検索性の便利さを学習しました

私にとっては、メディアとして残すという点ではテープもディスクも同じ・・・

PC再生によるモニタとの連動さえ確保できれば、パソコンの大容量のHDDを利用したDVの映像を次の3つのパターンで保存するのがよいのではという構想が生まれました

1.オリジナルのDVのAVIファイルとして保存

2.DVDとの互換性を無視して10Mbps超の高画質な状態でMPEG2として保存

3.DVDの規格内(音声とあわせて9.8Mbps)でできるだけ高画質なエンコードで保存

という選択肢があることに気がつきました

パソコンでテレビ録画をしてライブラリ化している方と同じ考えですね

利点はそれぞれあって、DVのAVIは、再エンコードが不要なため手間なしだが、2GBで9分30秒のファイルサイズといういう大食いのため、仮に1TB(テラバイト=1024GB)として計算すると

1GB=285秒 : 1024GB=291,840秒=約80時間

という計算になり、DVテープ80本から100本程度になります

カット編集をして30分程度にまとめれば、我が家にあるすべてのDVテープをHDDに収めることも可能という皮算用ができます

果たしてそんな時間があるのかい?っていわれると自信はまったくないのですが、まあ構想は構想です

HDDにあれば気が向けば編集もするでしょう・・・

AVIが2.0になって2GBのファイル制限もなくなったことだしね

最近流行のネットワークのメディアプレイヤーがAVIをサポートしているのかどうかは存じませんが・・・

2と3の方法は、キャプチャしたAVIファイルをMPEG2またはDVD-VIDEO形式でメニューを作成してVOBファイルをつくることができます

DVD-RW+RWにバックアップしておくこともできます(AVI形式でもデータDVDとしての保存は可能ですが)

凝ったメニューをつくって、DVDにラベルプリントして、「悦」に入る楽しみもあり、王道といえばこれが王道といえそうです

※DVDラベル印刷といえば、最近、プリンタをCANONのピクサス4100iってモデルに買い換えました。

専用のフォト紙をつかうと、DPE並・・・あるいは色調整をそのままだせるので非常にきれいな画質に正直おどろき

DVDラベルも位置のズレもなく、ローディングもエラーにならずに快適そのものです。

ちなみに、最初に購入した当時、画質にこだわってアルプスのマイクロドライプリンタMD500をつかっていましたが、このCANONはいいですね

さて、プレミアプロからのDVD作成

タイムライン編集を終えて、メニューから「書き出し」コマンドを選ぶのは従前どおりですが、MEPG出力用に「AdobeMediaEncorder」と「DVDへの書き出し」が選択できます

ちなみに、上の画像のタイムラインにシーケンス01・・・02とありますが、Premeireプロの便利な点は、複数の編集タイムラインをタブ形式で分割できること

もちろんメインのシーケンスに、別のシーケンス全体を読み込んで一本にまとめることもできるので、非常に便利な機能だと思います

なお、私の場合は、DVD作成のためには、通常は「DVDへの書き出し」ではなく、「AdobeMediaEncorder」を選びます

理由は簡単、いきなりメニューなしでディスクまで仕上げることはしないからです

プレミアプロの場合は、単独ではメニュー作成画面はなく、TMPGやAdobeのEncoreDVD(アンコールDVD)などのオーサリングソフトが別途必要です

もちろん、ユーリードのビデオスタジオでも可能ですが、ここはどうせならとEncoreDVDを調達しました(詳細は後日)

エンコードの選択(映像)

プレミアプロでのDVDビデオ作成のためのエンコードのプロパティ画面です

初期設定でいくつかのパターンがありますが、以下の項目がカスタマイズできます

フィールドオーダーに「プログレシブ」が選択できますが、インターレースがいいのか、どの道D2で出力するなら最初からプログレッシブでエンコードしておいたほうがいいのかは未検証

また上記の場合はVBRの2パスの設定で、最小と最大を選択することができます

さらに、細かいことに「GOP設定」をいじることができます

デフォルトでは、Mフレームが3、Nフレームが15となっています

マニュアルで調べたり、いろいろ勉強してみましたが、NフレームがIフレームの「周期」、いわゆる編集単位であるGOPを15フレーム単位にするということで通常のDVDレコーダーと同じですね

私の理解が間違っていなければ、Mフレームは、IフレームとPフレームのあいだの「差分の間引き」フレームの数

上記の場合はIBBPBBPBBPBBPBBI・・・となりますが、再生互換性を無視すれば、

Mフレームの設定範囲が、2〜8、 Nフレームの設定範囲が9〜18なので、最大で2と9を選択すればIBPBPBPBPということができるようです

わかりやすくいうと、BBは、画質が悪いフレーム・・というよりも、背景のないフレームで、一秒のフレーム数を間引いた他の圧縮方法とは異なり、カクカクしないかわりに、画面全体に動きがあると、前後のフレームから借りてくる映像とミスマッチが起こりやすいということでしょうか?

もっとも、動きの激しい映像でも差が認識できるかどうかはわかりませんが、画面全体をパンするようなときには効果があるかもしれません

このあたりの説明にご興味ある方は、このサイトあたりが参考になるのでは
http://www.canopus.co.jp/tech/faqid/faq000360.htm#gop

エンコードの選択(音声)

DVの場合、通常はPCMの32KHzか48KHzの非圧縮のPCMのため、DVDビデオであっても通常は、PCMのまま出力しますからエンコードによる圧縮は発生しません

・・がMPEG2の場合は、PCMとドルビーデジタルが選べるため、たとえば映像に9Mbpsを割り当てたときに、音声がPCMのままだと、DVD規格の9.8Mbpsを超えてしまう場合に、圧縮するなどの方法が取れるのは市販DVDと同じ

PCMはステレオで1536Kbpsですから、たとえば30分の短編だからDVDの4.7GBにはまだまだ余裕があったとしても、映像+音声<9.8Mという規格に制限されます

なお、dtsのフルビットも5.1ch合計で1536Kbpsですが、プレミアにはオプションがありません

↓これがドルビーデジタルのエンコード時の設定です

さきに説明しておきますが、プレミアのプラグインとしては標準では、ドルビーデジタルの5.1chエンコードはできず、サードパーティの3回のみトライアル版がオマケとしてついていますが、こいつを購入しようとすると高い・・・

もとがディスクリート音源ではないため、どれほど効果があるのは不明ですが(実際一回試してみましたが、とくにリア成分が割り振られるわけではなく、センターもファントムだとわからない)

DVDビデオ作成

いちども試したことはないので、Premiereにライティング機能があるのかどうかは未検証ですが、タイムラインでのマーカーをチャプターポイントとして出力できるようです

メニュー作成とオーサリング

残念ながらプレミアプロ単体では、機能がありません

最近のVAIOでは、オリジナルソフトで対応しているようだし、つかったなかではTMPGEncoが使いやすいのですが、アドビのEncoreDVDだと、フォトショップとメニューが完全連携しているので、このあたりは興味がありますね

Premireもユーリードのビデオスタジオの対抗馬であるプレミアLEがでているので、もし、LEでつくったタイムラインをプロに読み込めるのであれば非常に興味のあるところですが情報がほしいところです

画質の感想

9Mbps+DD5.1の448Kbpsで仕上げた作品ですが、リビングのRD-X4+WEGAで確認した映像は、なかなかにすばらしい

すくなくとも、DVカメラからS端子で入力してDRCを通った映像やRD-X4でダビングした映像より上なのは確かです

映像は奥が深い

次回は、HDV編(興味本位によるお試し程度ですが)