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S9000ES チューニング総仕上げ!?



2002/2/25

週末にS9000ESのドライブケースをデュポンコーリアンで自作してみました

もともとのアイディアは「JINKEI」さんから

http://www.geocities.co.jp/Technopolis/7804/9000.html

JINKEIさんはステンレスでのアプローチですが、その後も、フェルトや共振止めの対策など相変わらず、洞察が深い・・・・

なお、コーリアン素材の調達は、例によって飯能バザーのマチダさん
http://www.interq.or.jp/pluto/tcg/hannou/index.htm

予備も含めて、同じものを2枚。しめて1200円で加工いただきました。おまけしてくれたかどうかは不明???

マウスパッドなどをヤフーオークションに出品されていたりしますが、オーダーメードのコーリアンは値段的にもありがたく、bebe'sではいろいろ重宝しています

なお、飯能バザーの「オススメ」ページでは、bebe'sにもリンクいただいており、またX5000のお仲間のトッチーさんのお昼寝オーディオでもコーリアンをつかった事例が掲載されていますのでご興味ある方はご参考ください

・・・さて、私も当初JINKEIさんに習ってステンレスにしようかと東急ハンズに素材を探しにいったのですが、穴開けや、カットの必要性がでてきたときにスレンレスはなにかとたいへんそうだなと思い、マチダさんに5mm厚のコーリアンが入手できるか相談させていただいた次第。結果的に自分でのカットはしませんでしたが、ドリルによる穴あけなどコーリアンは加工しやすかったのは確かです。

もっとも、コーリアンについては、X5000のオプションリッドやスタビラーザーをはじめ、どこにつかっても固有の音質的響きは理解しているだけに、なじみのある素材ということもあります

 

さて、自作にあたってS9000ESのドライブメカの蓋について留意しなければならない点はは2つ。このあたりは、JINKEIさんからもアドバイスをいただきました

1.ドライブメカを密閉状態にしないように「エア抜き」の穴があること


丸い穴と上部の三角の部分はメッシュになっています

2.ディスクトレイローディング時のマージン確保

 

写真ではわかりにくいかもしれませんが、ディスクトレイが開閉する際に、ディスクを固定する部分が6mmから7mm程度上昇します

こんな動きをします↓

ちなみにFXメカの詳細

加工手順

材料は、もともとの蓋と同じサイズのコーリアン
(実際にはビス穴まわりの強度を考慮して幅やや広め、長さは短めにオーダー)

オリジナルのものはディスクトレイが動く際の高さをピラミッド型で内部に空間をもたせていますが、これと同じ形を自作するのは困難。

よって、平面コーリアンでは板全体を浮かす形で固定することになります

ドライブメカとの固定は、箇所を3mm径のビス固定になっています

まずは、同じ位置にドリルで穴を開け、実際に標準ビスで固定してみましたが、もともとのビスは長さが足りず、メカ上昇のマージンを確保できないため、適当なビスを探すことに。

幸いにも、186号のX5000のクライオスレンレスビスのNo.9のM3×15mmが余っていたので、こいつをつかうことに
(このビスは、サウンドデンのスペシャルX5000のメカ固定用でノーマルX5000ではつかえなかったわけ)

ビス固定にあたっては、9000ESに電源コードをつないで、トレイの開閉をじゃましないようにスペーサーをはさみます

・・・が意外にも、トレイの開閉時の上昇の動きが大きくなかなかうまくいきません。

  • コーリアンの厚み 5mm
  • メカの上昇ストローク 7mm程度
  • ビスの長さ15mm(ビス頭はしかも皿)

15mm - ( 5mm + 7mm) = 3mm

これでは、ビスの先端3mmのほどしか固定できずNG。

よって、ビスの頭の部分がコーリアンに埋め込むように皿ネジの頭がきちんと埋まる程度に削ってみることにしました

これで、スペーサーをかませて(スペーサーは制震ゴム)動作確認をしたものの、手で動かすと「がたつき」があります。

 

原因は・・・ビス径とドリルの穴の径サイズ

ビス3mmに対して、十分な径の穴をあけてしまったために、ここでがたつきがでています。また、コーリアンが落下しないようにナットで固定したのも、いまひとつきちんとした固定が難しく、共振の点からも芳しくありません

しかたがないので、いちからやり直し

こんなこともあろうかと、同じものを予備に手配していたのでやり直しです。

こんどは、2.8mmのドリル歯で穴をあけます。

クライオステンレスのビスは3mmなので、ねじ込んでいく方式でビスとコーリアンを固定。

ついでに、スペーサーを後ろの一点のみにして、制震ゴムではなく、X5000のオリジナル脚についていたものを2段重ねでつかうことにしました

ついでに、エア抜きの穴もあけてみました

じんけいさんに相談したのですが、オリジナルのメカケースが、パコッと密閉するように固定するのに対し、スペーサーをはさんだ取り付け方法なら、「エア抜き穴」はあえて必要ないだろうという判断です

が、ただの白い石では味気ないので、いちおう気分だけでもということで、オリジナルと同じ位置に穴を開けてみました

で完成したのがコレ↓

仕上がってみると、まるで標準品のような出来栄えに、bebeもご満悦。

調子にのって「SONY」とか「bebe TUNED」とか彫ってみよかと思いましたが、アホ臭いのでやめました\(^o^)/

繰り返しになりますが、前方2箇所は、コーリアンとビスはネジ山で固定されているのでスペーサーは試用せず、後ろ1点のみをスペーサー兼ゴムで制震効果を狙ってみる形になりましたが、もう少し小さいサイズで前方(写真では下)をビス穴くらいまでに短くすれば、もっと厚い板がつかえることもわかり、いずれ挑戦するかもしれませんが当面はコレでOK

それよりも、肝心なのは音の方

取り付け後、SACDの小松亮太のピアソラを聴くと、効果は上々!

気になっていた低域のエネルギー感は大きく改善され腰の強い音がでています。とくにバンドネオンやベースは蓋なしの時に比べてずっとよろしい

広がりについても、「蓋なし」と比べてほとんど変化ないよかもしれないのですが、低域のバランスが安定した分、逆に高域とのメリハリがでて、聴いてきて気持ちよい感じです。もちろん、オリジナル蓋に比べると、大きく違ってきます

このあと、ジュラシックパークをDD5.1chで試聴

はじめて見るDVDなので変化の度合いはわかりませんが、ワイヤーワールドのデジタルケーブルのよさを十分引き出しているような感じで、まったく不満のないレベルになっているようです。

まあ、それでもカーロフさんとこの音を聴いてきた後ということもあって、なんとしてもSWがほしいとこですが、この後、フィフスエレメントをカーロフさんところでみたシーンで確認すると、まだセリフが固い感じもありますが、空間表現力はそこそこな感じで、bebeちゃんひさしぶりにご満悦状態に。

9000ESについては、最初はどうなることかと思いましたが、まあこのへんで当面は"OKだし"です。

bebe'sのS9000ESの現在の状態と調整内容

電源ケーブル

S/Aラボハイエンドホース3.5(0.5m)の自作。構成パーツは、プラグ=フルテックロジウム、コネクタ=ワッタゲート320。インレットのアースラインとボディをつなぎアースを落とすようにしています

電源ケーブルは暫定ながら、SACDの高域の伸びを重視してS/Aラボに・・・。バランス的にはMITのほうがいいが、DDの効果音の立ち上がりはやはりS/Aラボのほうがいい。ハーモニクスの安定感もよかったがこれはAVプリに・・・

電源供給は、チクマ改のタップのワッタゲートの381から。経験的に381に接続する機器からはアースをとったほうが音が締まり好結果が得られます

インシュレーター

J1プロジェクトスパイク+J1、カーボンインシュレーターでスパイクを受けます。ほかに手頃なものがなかったのが実際のところですが、悪くありません

 
J1コーンはオリジナル脚をはずして、前1点方式。薄い両面テープで一部を固定


ラック中段なのがもうひとつ気になるところ

インシュレーターについては、逸品館のローゼンクランツ型黒檀やオーディオテクネのカーボンなどを試しましたが、黒檀は音がカチとなりすぎて、きれいにはきれいなんですが、うちでの組み合わせとしては低域が甘く、やや浮ついた音になります。が、今回の蓋作戦によって低域が安定したので、再度試す価値はありそうです。

いっぽう、オーディオテクネのカーボンブロックは、たしかにアナログ調なのはSACDで魅力的。が、CDラインとの兼ね合いもあって現在はAVプリのナカミチにつかっています。ナカミチをテクネトーンとハーモニクストーンでMIXさせると、なかなか味のある音がでてきます。その分、パワーアンプやプレイヤー側で、音の芯とキレをだしてやることでバランスがとれてくるようです

現行のbebe'sの音のトーンは、このナカミチのハーモニクス&オーディオテクネトーンの支配が少なからず個性になっています。

なお、J1コーンは、スパイク受けが暫定なだけになんともいえないが、高域のうるささが減少。カップリングするAVアンプ等にもよるが、概ね9000ESの嫌な部分がうまく抑えられる感じながら、立ち上がりなどは阻害しないので使いやすい印象

ラックについては、スペースの都合上どうしようもないが、ベースボードを設置するなどの対策は考えられる、写真の右奥に見えるのはリトルプラネット

デジタルケーブル
(ドルビーデジタル専用)

ワイヤーワールド ゴールドスターライトV+.05m

 

dtsを受けるAVプリがないのが悩みですが、パイオニアDV-S9とこのケーブルとのカップリングによる低域の量感とエネルギー感、リアとのつながりのよさ、圧倒的な情報量が基準となっての導入ですが、S9000ESでは当初、そのときのような音が再現できずにいろいろ手を加えてきたというのが現状

今回、ようやくDV-S9を超えた感じです。DV-S9もややドンシャリ調といえばそうでしたが、強靭な筐体が生み出す安定性(動きも超緩慢でした)からくるメカ部分の安定性がとくにデジタルアウトには効くのかもしれません

なお、デジタル出力端子を固定するネジを余っていたクライオステンレスに替えた効果のほどは、なんとも言えないところです

ラインケーブル(SACD用)

StudioO3の単線、エア絶縁の特殊構造ケーブル

このケーブルは、音の調子が非常にストレートでS/Aラボよりもクセがない!低域の締まり具合もハーモニクストーンのナカミチとの組み合わせでは生きる。9000ESのSACD用として、後段のプリ部分の個性を活かせるクセのない使い易いケーブルでしょう。

情報量は、価格以上のことはあるプロジックの推奨ケーブル

その他

プロジックチューンによる、電磁波吸収処理など

 

bebe'sでは最初からプロジックの手がはいっていたのでオリジナル9000ESとの違いはわかりませんが、ここにもあそこにもといった感じで対策されています 

コーリアン自作ドライブケース蓋

 

今回、9000ESチューンの仕上げ。なんだかんだいっても、この影響力と電源ラインが一番影響力が強いかも。

クライオヒューズ

viviさんの余りモノをいただきました。本来1.6A指定ですが現在は5Aのモノをつかってます。大丈夫かな?こいつの効果は、同時にインシュレータもいじってしまったので、少なくとも音に関しては効果は断定できず。ただ映像には効いてそうです

レゾナンスチップ

前オーナーKin-ya氏がディスクトレイに貼り付け。剥がしていないので効果のほどはわかりません。ほかの部分にもつかうのであれば、内部のメカまわりに(とくにFXメカの回転軸あたりにつけると効果は期待できそうですが、チップを貼ると、トレイ上昇とコーリアンとのマージンを確保しないといけないので試せません

今後の対策

メカ部分やトランスを固定しているビスをX5000同様にクライオスレンレスやアブソーバースクリューに替えるなどは検討課題ですが、さきに電源ケーブルを暫定のS/Aラボからプロジック推奨のケーブルにも試してみたいところです

がまあ、現段階で、SACD、DVD-Videoとも不満ない状況でもあり、上記のとおり落ち着くまもなく、いろいろ手の掛けつづけてきたので今回のコーリアン仕上げでとりあえず一段落ということにします

当初のSACD、DVDのデジタルアウトとも、硬いきつい音や、帯域も広がりもやや窮屈なSACDの音も不満点はほぼ解消できました。

というわけで、これからしばらくはこの状態でいろいろ聴きまくるぞ〜>時間がとれないけど